お布施の考えかた ~包みかたは十人十色~

布施

いつものかたも
はじめてのかたも
うなずきながら
お布施を包み
お勤めいただける
お寺でありたい

お布施の包みかた

お布施を「いくら」と決めるとお勤めをしたくてもできない方が生まれてしまいます。金銭的な理由で仏法を聴く機会を奪うことがあっていいはずがありません。布施(dana)は、相手に与えることを意味し、僧侶からは法施を与えます。法とはお釈迦様が説かれたみ教え。阿弥陀仏のはたらきに安心をいただく道を説きます。門信徒のみなさまには、無理のないうなずけるお布施をお包みいただければと思います。まずはそこでご安心いただければ幸いです。
ただ、それでも実際にはどのくらいお包みなられている方が多いのかを聞かれることも多々ございますのでご参考までに下記の通りご紹介させていただきます。

ご参考例

<父の3回忌法要>
ご法事くらいでしかなかなか集まることのない親族が集いおかげさまでに尊いひとときをいただきました。
ご法事の後には会食もさせていただき皆の近況を聞けて何よりでした。
父が大事にしてきたお寺が護られていくことを願ってお布施を考えております。
(お布施7万円・お花代1万円)

<母の49日法要>
母の葬儀は病院から紹介された葬儀社の手配にて別の僧侶にお勤めしていただきましたがインターネットで淨音寺さんとのご縁をいただきました。急なお願いにもご快諾いただき、49日法要を無事にお勤めできました。
母の残してくれたものを母のためにとの思いでお包みしました。
(お布施5万円・お花代1万円)

<夫の祥月命日法要>
毎年、夫の命日にお寺でご法事をお願いしております。
住職から無理なくとのお言葉がありましたので無理のない範囲でお布施とさせていただいております。
(お布施2万円・お花代1万円)

<注意事項 その1>
あくまで一例ですのでその限りではございませんことご注意願います。また、他の寺院様に適用できるものではございませんのであわせてご留意願います。

<母の百か日法要・納骨法要>
49日法要では気持ちが整わず、納骨ができませんでしたが
住職から百か日や1周忌、3回忌などお納めすることにうなずけたときに
納骨すれば大丈夫と言われました。
八王子の霊園までお越しいただいてお勤めしていただきました。
(お布施7万円・お車代1万円・御膳料5千円)

<父の3回忌法要>
お墓は福岡の市営霊園にあるのですが親族の多くが都内におり、
都内でご法事をお勤めできるところを探してご縁をいただきました。
私たち3人兄妹で2万円ずつ包むこととしました。
(お布施5万円・お花代1万円)

<母の1周忌法要>
金銭的に余裕がないことをお伝えしたところ、お布施の金額が決まってないのはお勤めできないかたを生まれさせないためですから大丈夫ですよとの言葉をいただきました。
今、自分にできる精一杯、でも無理もしすぎない金額でお布施をさせていただきました。
(お布施3万円・お花代1万円)

<注意事項 その2>
【お花代について】本堂ご利用の場合のみお花代が実費でかかりますのでお布施とは別に1万円をお包みいただき本堂の運営費にさせていただいておりますことご理解願います。※御布施の袋に同封いただけます