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世のなか安穏なれ

慈光照護の春
弥陀仏の慈悲光に照らし護られていることを感ずる新春をいかがお過ごしでしょうか。
とはいえ新しい年を迎えどもコロナ禍で不安の尽きぬ今このわが身でもあります。

親鸞聖人の御消息(お手紙)に「世のなか 安穏なれ」との言葉がございます。親鸞聖人は不安と争いの世において、念仏者のめざす道を示されました。

〇「親鸞聖人御消息」第25通〇

『往生を不定におぼしめさんひとは、まづわが身の往生をおぼしめして、御念仏候ふべし。 わが身の往生一定とおぼしめさんひとは、仏の御恩をおぼしめさんに、御報恩のために、御念仏こころにいれて申して、 世のなか安穏なれ、仏法ひろまれとおぼしめすべしとぞ、おぼえ候ふ。よくよく御案候ふべし。このほかは、別の御はからひあるべしとはおぼえず候ふ。<浄土真宗聖典註釈版(第2版)784頁>』

〇現代語訳〇
浄土に往生できるかどうか不安なひとは、まず自らの浄土往生をお考えになって、念仏するのがよいでしょう。 自らの往生は間違いないと思う人は、仏のご恩を心に思い、それに報いるために心を込めて念仏し、世の中が安穏であるように、 仏法が広まるようにと思われるのがよいと思います。よくお考えになってください。この他に、特に何か考えなければならないことがあるとは思いません。
<浄土真宗聖典『親鸞聖人御消息 恵信尼消息』(現代語版)82頁>

不安をなくせと申すのはありませんね。不安な時は念仏をしてみてはいかがですかとの思し召し。
釈迦弥陀二尊に願われたいのちを生かされていることを心に思い、御恩報謝の念仏の日々。
悩みながら、不安に揺れながらも世のなかの安穏を願い、仏法の温かさを頼りに歩ませていただこうと思う次第であります。

本年も皆さまよろしくお願い申し上げます。称名念仏

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